サプリメントを続けるコツ | うららかリズム

サプリメントを続けられなかった理由・続けるコツ

サプリメントは続けないと意味がない!

少し前までは、サプリメントというと「健康への意識が高い人が摂るもの」「美容を気にかけている若い女性のもの」というイメージでしたが、いまでは老若男女を問わず取り入れる人が増えてきています。

足りない栄養素を手軽に補給できることから、最近ではドラッグストアだけでなく、コンビニエンスストアでもサプリメントが購入できる時代になりました。

以前は「野菜を食べていればサプリメントは必要ない」という意見も多く聞かれましたが、その意見を唱える人は、だんだん少なくなってきています。というのも、実は野菜に含まれる成分量が、ここ数年で減少しているというデータがあるためです。

例えばほうれん草100gに含まれるビタミンCの量は、1950年に150mgだったのに対し、1982年では65mgに減少。さらに2000年には、35mgまで減少しています

ビタミンCの含有量
1982年2000年
トマト20mg15mg
ブロッコリー160mg120mg
チンゲンサイ29mg24mg
大根15mg12mg
モヤシ16mg8mg
パセリ200mg120mg
小松菜75mg39mg
ニラ25mg19mg

※出典:文部科学省「日本食品標準成分表」

減少傾向にあるのはビタミンCだけでなく、ビタミンAやカルシウム、鉄分なども減少していると言われています。つまり今と昔では、同じ量の野菜を食べたとしても、得られる栄養素が減ってきているのです。

こうした時代背景の後押しも受け、近年ではサプリメント習慣を始める人が多くなってきました。携帯性に優れていて、外出先でも手軽に栄養を摂ることができ、好きな食事を食べながらしっかり栄養を補給できるというのもうれしいポイントです。

また、食事では摂れない成分を直接摂れるというのもサプリメントの魅力です。

たとえば女性ホルモン・エストロゲンに似た働きをすることで知られる「エクオール」は、大豆イソフラボンが腸内細菌によって変換されることで生まれる成分です。しかし、エクオールを作るための腸内細菌をもっていない人は、どれだけ大豆食品を食べてもエクオールを作ることができません。

そこで注目されているのが、エクオールサプリメントです。サプリメントは、エクオールを体内で作れない人でも成分を直接摂取できるというのがメリットです。「エクオールを作れるけれど摂取量が足りていない」という人にも、お守りのような存在として支持されています。

「エクオール」の詳細はこちら


エクオールやビタミンCなどの成分は体内に留めておくことができないので、毎日しっかり摂取することが大切です。食事だけではなかなか補えない成分は、サプリメントを味方につけて毎日摂るようにしましょう。

サプリメントを続けるのは面倒?

サプリメントは野菜のように調理の必要がなく、手軽に栄養素を補えるアイテムです。しかし一方で、「どうしても続けられない…」という声も多く聞かれます。

そこでうららかリズムでは、サプリメントを続けられなかった人を対象に、飲むのをやめてしまった理由をリサーチしてみました。

1本飲み終わったら、次を購入するのが面倒で…。
買うのを先延ばしにしているうちに、もういいや、と思ってやめてしまいました。
私が買ったサプリの摂取目安量は、1日に6粒。
たくさん飲むのが面倒で、だんだん飲む量が減り、結局飲まなくなりました。
持ち運ぶのが面倒だったので家に置きっぱなしにしてたら、 賞味期限が切れてしまいました。
水も一緒に持ち歩かなきゃいけないので、面倒くさくなってやめました。
飲み忘れが続くうちに、すっかり存在を忘れてました(笑)。

身体にいいものだと分かっていても、すぐに効果を実感できるものではないので、つい忘れてしまうという声が多く聞かれました。飲み忘れが続くうちに面倒になってしまったという方も多いようです。

しかし、サプリメントは毎日続けないと意味がありません。この「面倒」「飲み忘れ」を克服することが、習慣化するための重要なカギとなります。

サプリメントを続けている人は、どのようにして習慣にしているのでしょうか。日常的にサプリメントを活用している人に、「続けるコツ」を聞いてみました。

サプリメント賢者に聞く!どうやって続けているの?

食事とセットで!

私は朝と夜のごはんの時に飲んでいます。
食事とセットで考えるようにしているので、忘れることがありません。
お気に入りのピルケースに入れて、出先にも必ず持っていきます。


目につく位置に置いています

ダイニングテーブルの中心においています。オシャレなケースの商品を買えば、ダイニングデーブルの上に置いてあっても気になりませんよ。目につく位置に置くことで、忘れません。


飲む時間を決めています

2年前くらいから更年期症状による汗や動悸を感じるようになって、クリニックに通い始めました。そこで紹介されたのが、エクオールサプリメントです。これまで何度もサプリを飲み始めては止めて…というのを繰り返してきた私ですが、今回は本当に悩んでいたこともあり、絶対に習慣にしよう!と思っていました。

いままでは飲み忘れてそのまま飲まなくなるパターンだったので、今回はきちんと時間を決めて飲むことに。携帯のアラームをセットして、外出先でも飲むようにしていたら、すっかり毎日の習慣になりました。私のようについ飲み忘れてしまう人は、アラームがオススメですよ!


定期注文をしています

なくなるたびにドラッグストアに行くのが面倒で、定期注文に切り替えました。なくなりそうだな~と思ったときに、次のやつが届くのでラクです。受け取り日時も指定できるし、玄関まで持ってきてくれるのは便利ですよ。
店頭で買いたい派の人は、まとめ買いするのも有効かも?


水なしで飲める商品を選んでいます

サプリメントは持ち運びやすさがメリットなのに、水と一緒に持ち歩くとバッグが重くなっちゃうんですよね。だから水なしで、噛んでもOKな商品を選ぶようにしています。


意外なことに、サプリメントを習慣にしている人でも、過去には続けられずにやめてしまった経験がある方が多いようです。そのときの反省を踏まえて、色々と工夫している様子がうかがえました。また、自分にとって必要だと思えるサプリメントに出会えたというのも重要なポイントのようです。

サプリメントを続けられないという方は、まずは「どうして続けられなかったのか」を分析してみて、それを克服するための方法を見つけていきましょう。

続けられなかった理由別!続けるための対策法

サプリメント賢者になるためには、自分に合った「続けるためのコツ」を知っておくことが大切です。そこで「続けられなかった理由」別に、サプリメントを続けるためのヒントをまとめてみました。

「つい飲み忘れてしまう」という人には…

飲み忘れてしまう人は、タイミングを決めて摂取することをオススメします。たとえば「食事のタイミングで摂取する」と決めて、ダイニングの目に付くところに置いておくと、飲み忘れが少なくなりますよ。

最近はオシャレなピルケースも増えているので、外食の多い方はお気に入りのピルケースに入れて持ち歩くのもオススメです。携帯電話にアラームをセットしておけば、外出先での飲み忘れ防止にも役立ちます。


「家の近くにお店がない」という人には…

家の近所にドラッグストアやコンビニがないという人には、通販での購入がオススメです。Webサイトでの購入ならば、時間を気にせず注文できるのもうれしいところです。商品が自宅に届くので、買いに行く手間がかかりません。


「なくなるたびに購入することが面倒」という人には…

なくなるたびに買いに行くのが面倒という人は、定期購入やまとめ買いがオススメです。定期購入やまとめ買いだと、安く購入できるお店もあります。

定期購入では、なくなる頃に次の商品が届くので、「忙しくて買いに行く時間がない!」という人の強い味方です。「商品が溜まってしまいそう」「出張が多くて長期不在が多い」などと不安な人は、1回だけのスキップができる通販サイトを探してみましょう。受け取り日時の変更が簡単にできるかどうかも重要なポイントです。

なお定期購入をする際は、トラブル防止のために「解約時のペナルティがないか」「解約手続きが複雑じゃないか」などもきちんと確認するようにしてください。


「一度にたくさん飲むのが面倒」という人には…

サプリメントは、商品によって1日の摂取目安量が異なります。たくさん飲むのが面倒な人は、少し大き目の粒であっても、粒数が少なくていいものを選びましょう。

ただし、栄養成分にはそれぞれ1日の摂取目安量があります。たとえばエクオールの場合、1日に必要な摂取目安量は10mg。1日1粒でOKというサプリメントであっても、この摂取目安量を満たしていなければ続ける意味がありません。1日に飲む量で考えずに、まずは補うべき成分の量を考えましょう。

サプリメントは薬ではないので、飲むタイミングが自由というのがうれしいところです。一度に飲むのが苦手という方は、回数を分けて飲んでみてはいかがでしょうか。


「水も一緒に持ち歩く必要があるのが面倒」という人には…

せっかく携帯性に優れたサプリメントも、水とセットで持ち歩いているとバッグが重くなってしまいますよね。

飲み物を持ち歩く習慣がない人は、タブレットタイプのサプリメントを選んでみてください。タブレットタイプの魅力は、水なしで噛んで食べることができるところです。サプリメントを飲みこむのが苦手という人にもオススメです。


自分に合った飲み方を見つけることで、サプリメントを生活に取り入れてやすくなります。サプリメントは薬ではないので、その日の体調や食事内容などに合わせて摂取量を減らすこともできます。「飲み忘れても大丈夫」というくらいの気持ちでいることがゆるく長く続けるコツなのかもしれません。